タレント
イモトアヤコ
いもと あやこ

2007年NTV『世界の果てまでイッテQ!』のオーディションに
合格。その後、ラジオ、ドラマなど幅広く活動中。エッセイ『棚から
つぶ貝』、自身が編集長を務めるWEB マガジン『よかん日和』
の書籍化(文藝春秋より刊行)などの執筆活動を行っている。
本を読むことは好奇心を刺激することだと思います。一冊触れるごとに別の何かが知りたくなる。AIが自動的に関連するものを提示してくれるのとは違い、自分の好奇心が掘り起こされる気がする。なんか違うと思ったらやめればよい、気軽な気持ちで私は本を手に取ってます。

心の窓
沢木耕太郎
幻冬舎
1,100円(税込)
沢木さんの旅の中の日常を切り取る写真と文章を見ていると、あたかも自分もその場所、その時間に存在しているような感覚になる。テレビやSNSではなかなか目にすることのできない、その土地のリアルな一期一会の光景を何度も何度も読みたくなる、そんな一冊です。

たいのおかしら
さくらももこ
集英社文庫
792円(税込)
日々様々なことに追われ否が応でも傷付いたりする今日この頃。そんな毎日に疲れたらぜひこのエッセイを読んでほしい。抱えている色んな問題がどうでもよくなるであろう。そして色んな問題が人生のネタとして考えられてくる。虫の目も鳥の目もどちらもあって良いのだ、素晴らしいのだと教えてくれる。

わたしの台所
沢村貞子
光文社文庫
704円(税込)
いま巷で話題の丁寧な暮らし。私もしっかりと影響され、自分なりの丁寧に挑んでいる。このエッセイを読むとまさに丁寧な暮らしぶりが、誰にひけらかすでもなく「いいね」をもらいたいわけでもなく、淡々と日常が綴られている。その潔いよい暮らしぶりに私はとてつもなく憧れる。