狂言師
茂山あきら
しげやま あきら

1952年生まれ。二世茂山千之丞の長男。1981年に欧米の現代劇と日本の古典芸能を融合した「NOHO(能法)劇団」をジョナ・サルズと共に主宰。2001年より狂言と新作落語のコラボレーション〈落言(らくげん)の会〉「お米とお豆腐」を結成。第31回京都府文化賞功労賞受賞。
人の意見は百人百様です。物事は見る角度によってそれぞれ違うように見えるものです。「本を読む」ことは、その色々な意見を知ることができます。「思い込む」ことは大事なことです。でも一度は自分の思い込みに疑いを持ちましょう。

マンガ日本の古典8・9 今昔物語(上)(下)
水木しげる
中公文庫
各649円(税込)
ご存知、水木しげるさんが漫画化された『今昔物語』です。この作品を読んで興味を持たれた方は、ぜひ原典を読まれることをお薦めします。どの話も、有名な「今は昔・・」の書き出しではじまります。「昔も今も」人というものはあまり変わらないということがよく解ります。

【文庫】 声に出して 読みたい日本語(1)
齋藤孝
草思社文庫
627円(税込)
滋賀県の小学生は、学校で「百人一首」の暗唱をするとやら! 美しい文章は音にするとなお美しさを増します。もう一度、朗誦をおすすめします。基本は「リズム」「テンポ」「響き」です。古典から早口言葉まで、サンプルはたくさん示されています。

未必のマクベス
早瀬耕
ハヤカワ文庫JA
1,100円(税込)
なぜこの作者をこれまで知らなかったのだろう。なぜこの本がこれまで売れなかったのだろうか? サスペンスでもあり、ミステリーでもあり、そして恋愛小説でもある。しかしそんなジャンルには属さない。文庫本で1,000円台という長編でありながら一気に最終ページに到着します。