ジャーナリスト

浜田敬子

はまだ けいこ

浜田敬子

朝日新聞社で週刊朝日やAERAなどニュース週刊誌作りに携わる。2014年からAERA編集長。現在はフリーランスのジャーナリスト。著書に『働く女子と罪悪感』『男性中心企業の終焉』『いいね ! ボタンを押す前に』(共著)。

message 幼い頃から活字中毒だった私は本がないと不安で、今でも常に1〜2冊カバンに入れています。読 書の醍 醐 味は知らない世界を知り、他者の人生を生きられること。時には人生観すら変えてしまうほどの力がある本の世界を、ぜひ味わってほしいです。

本とセットで持ち歩いている付箋。本を読むのに邪魔にならないよう、できるだけ細いものを常備。

らんたん

らんたん

柚木麻子
新潮文庫
1,210円(税込)

新しい時代を生きる女子のための学校設立に奔走した女性たちの物語。主人公だけでなく、津田梅子や平塚らいてうなど明治〜昭和にかけて教育、労働運動、メディアで活躍した女性たちが実名で登場し、そのシスターフッドと女性たちによる歴史のB面にワクワクする。

らんたん

海をあげる

上間陽子
筑摩書房
1,760円(税込)

沖縄の問題をどこか「遠い場所のこと」と思っている人にぜひ読んで欲しい一冊。米軍機の爆音が響き、水道水まで米軍基地からの排出水に汚染されている町で暮らし、子どもを育てるとはどういうことなのか。手触り感のある文章が静かに、深く心に刺さってくる。

「歴史認識」とは何か 対立の構図を超えて

「歴史認識」とは何か 対立の構図を超えて

大沼保昭
江川紹子 聞き手
中公新書
924円(税込)

戦争を検証し、考えることは、「いま」を考えることだと理解できる一冊。日本の戦争責任、戦後責任をどう捉えればいいのか。なぜ日韓、日中関係は戦後80年経ってもギクシャクするのか。現在の国際社会を理解するためにも戦争と戦後を考え続けなければならない。

CLOSE