クイズプレーヤー

伊沢拓司

いざわ たくし

伊沢拓司

東京大学経済学部卒業。2016年にQuizKnockを立ち上げ、現在はテレビ番組に出演するほか、全国の学校を無償で訪問する講演会活動を行うなど、幅広く活動。

MESSAGE 自分に向けた言葉で自分を縛らぬよう、他者の言葉を沢山吸収してください。読書の魅力のひとつは、無意識に言い聞かせている「自分はこうだから……」から解放され、世界の中にif の自分を見出せることです。

漢詩の手帖 いつかたこぶねになる日

漢詩の手帖 いつかたこぶねになる日

小津夜景
素粒社
1,980 円(税込)

一編にひとつずつ、漢詩の名作が織り込まれた珍しい形式のエッセイ集。筆者の体験が詩に再び光を当て、漢詩によって体験はより瑞々しく感じられる、その取り合わせが美しい。少し心が疲れた日に、ゆっくりとページを捲りたい。

漢詩の手帖 いつかたこぶねになる日

君に友だちはいらない

瀧本哲史
講談社
1,870 円(税込)

他者とともに何かを成し遂げる人、つまりはほとんどすべての人におすすめできる一冊。人生の目標に邁進するなかで、良い伴走者になってくれる考え方が書かれている。単なる孤立のすすめではなく、むしろ読み終わったときには他者理解が深まる。

大学とは何か

大学とは何か

吉見俊哉
岩波新書
990 円(税込)

自分はこの本を高校生のときに読んでおくべきだった。大学とは何か、自分はそこで何をするべきか、そもそも行くべきなのか。大学という仕組みが生まれた経緯からたどっていくことで、学びの意義を再確認させられた。人生の岐路で自らを俯瞰できる一冊。

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