内原智史

ライティングデザイナー

【 内原智史 】

うちはら さとし

1958年京都府生まれ。94年内原智史デザイン事務所設立。光による空間プロデュースを始め、照明器具から、東京国際空港(羽田)国際線旅客ターミナル、虎ノ門ヒルズ、コレド室町テラス、ShanghaiworーdFinan'ciaーCenter」(上海)など国内外の都市景観照明のデザインを手掛ける。

selector's voice 読書と光
例えば、子ども部屋の勉強机や部屋のあかりを隅々まで明る<照らすことが大切と思われがちですが、片付いていないことをさらけ出す光で叱る回数を増やすより、スポットライト_台の光で子どもが大切にしているオモチャや本を照らすことが子ども部屋にふさわしい光といえるかもしれません。程よい明るさと程よい暗がりの中で読書の世界が広がりやすい明かりが、読書の時間のおすすめです。

ねらわれた星 星新一ショートショートセレクション

ねらわれた星 星新一ショートショートセレクション

星新一
和田誠 絵
理論社
1,430円(税込)

幼い頃に絵本で印象的に記憶に残っているものがなく、中学生の頃に読みやすいショートショートを愛読したことが懐かしい。今あらためて、何処からか「おーいでてこい」と声を掛けられ、さまざまな世界でこの時差(過去と現在)の風刺が現実味を増している。

ねらわれた星 星新一ショートショートセレクション

イルカと、海へ還る日

ジャック・マイヨール
関邦博編・訳
講談社文庫
628円(税込)

人は言葉を操る高度な存在だが、意思疎通は言葉のまわりの気配や想いを感じ取ることが大切。それを人以外の動物たちから感じさせられることは多く、この書の醍醐味でもある。デザインも言葉を使わない意思疎通の一つであることに気付かされた一冊。

闇を開く光<新装版> 19世紀における照明の歴史

闇を開く光<新装版> 19世紀における照明の歴史

ヴォルフガング・シヴェルブシュ
小川さくえ訳
法政大学出版局
3,300円(税込)

人類の歴史の中で人工照明の獲得は近代産業の大きな変革と我々の生活に多大なる影響を与えた。先進国が地道に築き上げた文明も、今や新興国のリープフロッグによってその価値観すら変わってしまう昨今の状況の中で、「闇をひらく光」は新たに生まれるのでろうか?

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