タレント
イモトアヤコ
いもと あやこ
2007年NTV『世界の果てまでイッテQ！』のオーディションに合格。その後、ラジオ、ドラマなど幅広く活動中。エッセイ『棚からつぶ貝』、自身が編集長を務めたWEBマガジン『よかん日和』の書籍化（文藝春秋より刊行）などの執筆活動を行っている。
message 本を読むって、お家探しの内見と似ていて、色んな本を読んでいるうちに自分にとって大切なものが分かったり、こういう思考なんだとか、今の好きや、時には苦手を感じたりでき、改めて自分を知る機会になるような気がします。
ありか
瀬尾まいこ
水鈴社
1,980円（税込）
人に対して絶望を感じると同時に、人ってこんなにも温かいのかと。血のつながりがなくとも、人とのつながりは無限大なのだと感じる。子でもあれば親でもある今読むと、胸が張り裂けそうになる瞬間が何度もある。主人公を陰ながら全力で応援したくなる、そんな物語でした。
明けないで夜
燃え殼
マガジンハウス
1,650円（税込）
誰しもが思っていても、なかなか公には言いづらい思いを、ユーモアと共にゆっくりと消化してくれるエッセイ。「否定」がない世界感に、どんな自分でも良いのだという安心感の中読み進められます。虚勢を張ってしまった日、眠る前にちょっとずつ大切に読みたい。だからわたしは夜読みます。
ジジイの片づけ
沢野ひとし
集英社文庫
726円（税込）
HOW TO本、断捨離好きの私は「片付け」という文言に釣られた。読み進めると、それはもっと深い指南書のような、けれど決して押しつけがましくない心地の良い作者の哲学が詰まっている一冊だ。いずれ皆ジジイとババアになるのだ。作者のような歳の重ね方に憧れる。
