1948年、群馬県生まれ。コピーライターとして一世を風靡し、作詞やエッセイ執筆、ゲーム制作など、多彩な分野で活躍。98年にスタートしたウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」では、「ほぼ日手帳」をはじめ、「ほぼ日のアースボール」、「ほぼ日の學校」など様々な商品開発、企画を手掛ける。
読書は義務ではありません。修業でも試練でもありません。ナイスなともだちと知り合うみたいに、たのしく遊びましょう。と、思ってます。

ファスト&スロー
ダニエル・カーネマン 村井章子 訳
早川書房
上・下各924円(税込)
人には考えやすいクセがある。ファストな直感と、スローにはたらく論理の関係を意識すると、たくさんのことが見えてくる。ノーベル経済学賞受賞の著者がわかりやすく語ってくれる。応用がいくらでもできそうな「道具」にもなる。

悪人正機
吉本隆明 糸井重里 聞き手
新潮文庫
605円(税込)
じぶんが聞き手になってつくった本なのだが、ぼく自身のバイブルのようになっている本。吉本さんの「逆説的」にもみえる答えは強靭で、人に優しい。「善いことをしているときは、悪いことをしているくらいに考えてちょうどいい」。

カラマーゾフの兄弟
ドストエフスキー 原卓也 訳
新潮文庫
全3巻 990〜1045円(税込)
古典をちゃんと読んでおいたほうがいい、と言われて高校生のときにがまんして読みだした。なんだ古典だって読めば読めるんだということと、読み出すとおもしろいということをわからせてくれた。古典はコワイものじゃないと知った。