團紀彦

建築家 都市計画家

【 團紀彦 】

だん のりひこ

1956年、神奈川県生まれ。東京大学工学部建築学科卒。代表作に日月潭風景管理処(2 0 1 0 年)、コレド室町(2010年)、台湾桃園国際空港第一ターミナル(2010年)

MESSAGE 胡座茶席コロナ時代の安息の場として、軽井沢セゾン現代美術館の庭園に展示された野点。

銀の島

銀の島

山本兼一
朝日文庫
924円(税込)
※版元品切

日本はかつてポルトガルから銀の諸島(イスラス・プラタレアス)と呼ばれていた。薩摩出身の通訳ヤジロウを伴って来日したフランシスコ・ザビエルのキリスト教伝来を裏面から描いた歴史小説。大航海時代の16世紀東アジアの空と海が蘇る。

銀の島

興亡古代史 東アジアの覇権争奪一〇〇〇年

小林恵子
文藝春秋
2828円(税込)
※版元品切

江上波夫の「騎馬民族国家」以来の画期的な日本古代史の歴史書。これまで歴史家が考えてこなかったいくつもの視点、例えば讖緯説に基づく政変の予兆の記述などを精緻に解読して古代史の謎を解明する。

山窩奇談

山窩奇談

三角寛
河出文庫
836円(税込)

山窩という謎の民の存在を世に示したのは著者の三角寛である。この独特の漂泊民は土蜘蛛など日本書紀に出てくる異族集団の末裔だとする説など様々で未だ定説はない。官憲の取り締まり対象となって昭和30年代に忽然と姿を消した山窩は、五木寛之の「風の王国」などいくつもの文学作品のテーマとなった。

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