
作庭家 庭園史研究家
【 重森千靑 】
しげもり ちさを
1958年、東京都生まれ。中央大学文学部卒。京都工芸繊維大学講師。京都真正極楽寺(真如堂)「隋縁の庭」、台湾高雄澄清湖庭園、『日本の10大庭園』、『京都和モダン庭園のひみつ』など作品、著作多数。
当たり前の日常生活の中で接しながら、その仕組みを知ると、そこから様々な想像が膨らんでいくことが多々あります。それを知るのが本の強みであると思い、生活(家の仕組み)、言葉、食に関わることから選択してみました。大いに想像を膨らませてほしいと思います。

建物できるまで図鑑 木造住宅
大野隆司 文 瀬川康秀 絵
エクスナレッジ
1980円(税込)
自分の住んでいる建物(木造)が、どのような構造で作られているのかを、写真、絵を多用して解説しています。専門書のような難しさは一切なく、思わず食い入る様に見入ってしまい、自分の住まう家を建てた数多くの職人さんの技に思いを馳せる事のできる本です。

茶の湯の銘 季節のことば
淡交社編集局 編
淡交新書
1100円(税込)
日本の一年は四季と二十四節気に区分され、また季節ごとの季語が存在しますが、これらの意味や使い方などを手軽に知ることができます。昔から語り伝えられてきた日本の美しい言葉や習慣を知ることができ、季節の移ろいを感じながら座右においておきたい本です。

増補改訂新版 日本のきのこ
今関六也、大谷吉雄、本郷次雄 編・解説
青木孝之、内田正宏、前川二太郎、吉見昭一、横山和正 解説
保坂健太郎、細矢剛、長澤栄史 改訂版監修
山と溪谷社 8800円(税込)
日本にあるきのこの中から961種が掲載され、食、不食、毒、猛毒などに分類されています。形、色など千差万別で、食することができないようでありながら美味であったり、きのこを通して自然の面白さ、不思議さ、美しさに向き合うことができ、何年経っても飽きのこない良書です。