作庭家・庭園史研究家

重森千青

しげもり ちさを

重森千青

1958年東京生まれ。中央大学文学部卒。京都工芸繊維大学講師。京都・真正極楽寺(真如堂)「随縁の庭」、台湾高雄・澄清湖庭園、『日本の10大庭園』『京都 和モダン庭園のひみつ』など、作品、著作多数。

MESSAGE 私自身は、小学校の時に読んだ推理小説が読書のきっかけとなり、高校に入ってからはバス通学だったこともあって、行き帰りに様々な分野の本を読んだことが、いま現在の仕事に息づいており、読書の大切さを現在になって一層強く思っています。

牧野富太郎 なぜ花は匂うか

牧野富太郎 なぜ花は匂うか

牧野富太郎
平凡社  
1,540 円(税込)

牧野富太郎は、裕福な家庭で育ちましたが、小学校を中退して植物に没頭します。その積み重ねによって「日本の植物学の父」と言われるほどの植物学者になりました。現代は生きづらい世の中ですが、富太郎の生き方や考え方を、植物を通して現代に活かしていける内容だといえます。

牧野富太郎 なぜ花は匂うか

ボッコちゃん

星新一
新潮文庫   
737 円(税込)

本書の表題である「ボッコちゃん」をはじめ、全部で50 編の短編小説が読めます。最近書かれた本ではないかと思うぐらい斬新な考え方、ストーリー展開があり、いずれの作品も読みながら引き込まれていき、また意外なストーリー展開も絶品だといえます。

自分の中に毒を持て あなたは“常識人間” を 捨てられるか

自分の中に毒を持て あなたは“常識人間” を 捨てられるか

岡本太郎
青春文庫
514 円(税込)

芸術は爆発だ!! という有名な言葉で知られる、日本の天才的前衛芸術家の考え方などがわかる本です。意外なことに、彼の考え方を通して、現代における生き方や考え方に縛られることなく、自由な発想が大切なことがわかります。現代でも指標となる本といえます。

CLOSE