作庭家・庭園史研究家

重森千靑

しげもり ちさを

重森千靑

1958年東京生まれ。中央大学文学部卒。京都工芸繊維大学講師。京都・真正極楽寺(真如堂)「随縁の庭」、台湾高雄・澄清湖庭園、『日本の10大庭園』『京都 和モダン庭園のひみつ』など、作品、著作多数。

message 今回ご紹介した本は、すべて分野の異なる立場の人たちが書かれていますが、見事に物事を突き詰めよって、考えること、事実を把握することの大切さがわかていくことにる良書だと思います。早い段階で、実社会での現場の大切さを学び取ってほしいと思います。

僕には鳥の言葉がわかる

僕には鳥の言葉がわかる

鈴木俊貴
小学館
1,870円(税込)

本書には鳥のさえずりの美しさ、可愛さには、様々な意味があることが書かれています。特にシジュウカラのさえずりを研究対象とし、見事にわかりやすく書かれています。巻末には、シジュウカラの7つの鳴き声が聞ける二次元バーコードもついていて、本書の深さをより理解できるのではと思います。

僕には鳥の言葉がわかる

私の仕事 国連難民高等弁務官の10年と平和の構築

緒方貞子
朝日文庫
946円(税込)

国連難民高等弁務官を10年務めたことを中心に、様々な角度から難民に対しての考え方や対処が書かれています。特に重要なのが、積極的に現場に出向き、その難民の置かれた立場や民族性を鑑みて決断した、机上論だけではなく、現場主義者の大切さがよくわかります。ぜひ 一 読していただきたい本です。

こころの処方箋

こころの処方箋

河合隼雄
新潮文庫
649円(税込)

本書は一見難しそうな文章ですが、よく読んでいくと常識的なことが書かれています。これはあとがきにも記載されていますが、現代の非常識礼賛の時代への警告でもあります。当たり前のごとく引き継がれてきた常識を再認識するとともに、生きることへの考え方を指し示し、その重要性を実感できる良書です。

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