1998年長野オリンピック他、4大会連続アルペンスキー日本代表として出場。2021年、一般財団法人冬季産業再生機構会長等に就任。業界や競技に捉われず、冬季産業、スポーツ産業の活性化に尽力している。
自分自身が身を置くスポーツという環境下で、思想・感性共に学びを与えてくれた本を選定させていただきました。学生時代から海外を転戦していたため、本から受けた影響は多分にありますし、是非今後を担う若者たちにも一読してもらいたいと思っています。
スポーツ立国論 日本人だけが知らない 「経済、人材、健康」 すべてを強くする戦略
安田秀一
東洋経済新報社
1,760 円(税込)
大学生で出会い、株式会社ドームが小さな会社だったころから、創業者で著者の安田さんとは一緒に過ごしていた。同社が成功する一方、スポーツ産業のど真ん中で日本の壁を感じ苦悩するのを間近で見て育った事が最大の学びだった。
ニーチェ全集12・13 権力への意志(上・下)
フリードリッヒ・ニーチェ
原佑 訳
ちくま学芸文庫
上1,760 円、下1,980 円(各税込)
3歳からスキーを始めオリンピックや世界一を目指す中、自分自身への自問自答や常識や当たり前への疑問。そんな答えのない日常で未来を待ち続ける中、ニーチェの言葉や思想は自分自身を形成する幹になった感覚がある。
亀裂 創業家の悲劇
高橋篤史
講談社
1,980 円(税込)
山育ちの田舎者の自分には縁遠い生き方や内容だが、起こり得る現実には必ず理由がある…いつもそう思って生きる中、時代や歴史を重ねる中でリアルな学びを得られた。