ハウス食品グループ本社株式会社代表取締役社長
浦上博史
うらかみ ひろし
1965年生まれ。2009年よりハウス食品（現ハウス食品グループ本社）の代表取締役社長。「食で健康」クオリティ企業への変革 をテーマに、変革に取り組んでいる。
私は若いころは本を読まなかったので偉そうなことは言えませんが、本を読んでおくと何かあった時に発想の引き出しが広がり、リベラルアーツの素養も広がります。本に親しむことは人生を豊かにすると思います。
資本主義と闘った男 宇沢弘文と経済学の世界
佐々木実
講談社
2,970円（税込）
宇沢弘文は米国経済学の最前線で活躍しながら突如日本に帰国し、1970 年代から企業の外部不経済や気候温暖化の問題に取り組む。少々分厚く難解な本だが、現在未解決の「新しい資本主義」のあり方を将来考えるべき若い世代
には読んでおいて欲しい一冊。
バカの壁
養老孟司
新潮新書
858円（税込）
「ダイバーシティ」が叫ばれる昨今だが、多様化された状態にするだけでは何も良いことは起こらない。「ダイバーシティ」を力に変えるためにも、日本人にとって呪文のようなカタカナのコンセプトワードを追加する前に、本書を読むことをお薦めします。
ナチュラリスト ―生命を愛でる人―
福岡伸一
新潮文庫
649円（税込）
前著『生物と無生物のあいだ』もお薦め本ですが、本書では昆虫オタク少年から生物学者へと歩みを進めた自らの人生を振り返り、人としてのあるべき姿として「ナチュラリスト」とは何かを考察。本を開くと福岡先生に同化して「オタク人生」を疑似体験できます。
