G & S G l o b a l A d v i s o r s I n c . 代表取締役社長
橘・フクシマ・咲江
たちばな ふくしま さきえ
ハーバード大学日本語講師、ベイン・アンド・カンパニーを経てコーン・フェリー・インターナショナル入社。米国本社取締役、日本支社長、会長を経て、2010年より現職。日本企業13社の社外取締役を歴任。日本取締役協会副会長。
予測不能なグローバル政治、急速に進む技術革新。現在の若者は情報技術の基礎は身に付けているので、今後はそれを活かしつつ、あらゆることに決断を迫られることになります。その際に不可欠なのは、お互いを理解し思いやる心の会話。推薦本は、その参考になると思います。
生き方上手 新訂版
日野原重明
ハルメク
1,320 円(税込)
医学も技術革新が進み、遠隔手術も可能。患者は「患部」ではなく「人」である。医師と対等の立場で痛みを一緒に耐えるために、医師には「死なない程度に病気の経験」をして「聞き上手」に、患者には「話し上手」になれと説く。技術だけでなく、相手を理解できる“心” のコミュニケーションの重要性を教えてくれる。
アウトプット思考
内田和成
PHP 研究所
1,650 円(税込)
情報過多の時代に、AI とアナログの両方を活かしつつ「1の情報から 10 の答えを導き出すプロの技術」を解説。AIを有効に使いながら、新しい発想を生み出す手法をロジカルに丁寧に解説している。他との差別化要因として、アナログ手法の「人との対話からの情報収集」などを考慮する重要性をあげ、参考になる。
「わかりあえない」を越える 目の前のつながりから、 共に未来をつくる コミュニケーション・NVC
マーシャル・B・ローゼンバーグ
今井麻希子/鈴木重子/安納献 訳
海士の風 2,090 円(税込)
著者は NVC(非暴力コミュニケーション)の創設者で、今までの一方的な「間違っているものは正されるべき」との考えから暴力を正当化するのではなく、自分の内面の4要素に意識を向けることで、人と人が憎しみ合う現場での対話が可能になると説いており、自己変革も含め参考になる。