小説家・フィルムメーカー

川村元気

かわむら げんき

川村元気

1979年横浜生まれ。『告白』『悪人』『君の名は。』『怪物』等の映画を製作。小説『世界から猫が消えたなら』は28カ国で出版された。自らの小説を原作として、脚本・監督を務めた映画『百花』がサンセバスチャン国際映画祭にて最優秀監督賞を受賞。

MESSAGE 読書というのは、人の言葉や物語に触れているようで、その実は、自分の中にある隠された(隠している)感情とむきあう時間だと思う。自分のことは自分ではわからない。だから読書にそれを教えてもらう。

愛するということ

愛するということ

エーリッヒ・フロム
鈴木晶 訳
紀伊國屋書店
1,430 円(税込)

あまりにありふれてしまったように思える「愛」の本質を突きつけられる。衝撃のあと、深く染み入る読書体験。

愛するということ

往復書簡 初恋と不倫

坂元裕二
リトルモア
1,760 円(税込)

往復書簡のスタイルで描かれる恋愛模様。天才的な脚本家が、セリフで恋愛を描くとこのようなユニークな表現が生まれるのだと息を飲んだ。

死んでしまう系の ぼくらに

死んでしまう系の ぼくらに

最果タヒ
リトルモア
1,320 円(税込)

誰かに恋をすること、やがて死んでしまうこと、結局ひとりぼっちなこと、誰かに愛されること。そのすべてがたいせつに思える、珠玉の詩集。

CLOSE