作家・画家

大宮エリー

おおみや えりー

大宮エリー

近年は画家として活動。2016年、十和田市現代美術館にて個展。23年、監督したVR映画『周波数』がベネチア映画祭にノミネートされた。主な著書『生きるコント』(文春文庫)。

MESSAGE 私は大学までの読書体験で、生きています。若い頃の読書がいかに大切か。大学病院で出会った看護師さんが私の書いた『思いを伝えるということ』という本を、胸ポケットにいれ「バイブルです」。本は誰かと誰かをつなぎます。

はてしない物語

はてしない物語

ミヒャエル・エンデ
上田真而子/佐藤真理子 訳
岩波書店
3,146 円(税込)

あちら側とこちら側が、読み進めるうちに一体になっていくファンタジーなんですが、リアルでもそういうことってあるんじゃないかなと思うわけです。人生という物語ってそんなもんですよね。光と闇のお話でもありますが、世の中そのものです。

はてしない物語

あしながおじさん

ジーン・ウェブスター
岩本正恵 訳
新潮文庫
649 円(税込)

手紙で全編書かれていますが、手紙っていいなあと思わせる本。と同時にコミュニケーションの全てがつまっている。一方的にならないようにするにはどうしたらいいのか。疎遠な相手にどうしたら楽しい会話を提供できるのか。そもそもことばってなんなのか。

日本の昔話 全五巻

日本の昔話 全五巻

おざわとしお 再話
赤羽末吉 画
福音館書店
5 冊セット 12,100 円(税込)

小さい頃の私は、こういう昔話やマザー・グースで育ちました。やはり長く語り継がれているものに本質ってあると思うんです。大きくなってみて、旅をするとその昔話の舞台があったりと、面白いものです。神社や寺などにも関連があったり。

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