画家・絵本作家
ミロコマチコ
みろこまちこ
画家。いきものの姿を伸びやかに描き、国内外で個展を開催。著書、受賞歴多数。自然の動きとつながりを感じながら、見えないものの気配が濃厚に漂う作品を生み出している。
message 南の島に拠点を移して7年目を迎えましたが、もっぱら北国の本ばかり読んでいます。本には異世界へ連れて行ってくれる力があります。読書は手のひらの中でどんな世界へも行ける最高の遊びじゃないでしょうか。
ほんのおとも
アウトドア用のイスを出してヤギが草をはむ横で、読書を楽しみます。
ともぐい
河崎秋子
新潮社
1,925円(税込)
自分の野生を意識することは少ないけれど、どこかに眠っているかもしれない本能を意識させてくれる。人間も獣と同じ生き物。生きるとはなんなのだろう、と思う。すぐそばで息遣いが聞こえてくるほどの、生を感じる。
生きることのはじまり
金滿里
人々舎
1,980円(税込)
誰しも生まれてきたら、生き生きと生きて良いはずだ。しかし、実際は狭い価値観の中で幸福度を決めつけてはいないだろうか。境遇は違えど、わたしはこの本を読むと「あなたは、生きていますか?」と問われているような気がする。
ピアノ調律師
M・B・ゴフスタイン
末盛千枝子 訳
現代企画室
1,980円(税込)
日々を丁寧に生きて、自分の仕事を愛する。そんな大人を子どもたちはしっかりと見ている。どんな職業も、誇らしく、やりがいがあり、輝いている。正直にやりたいことを信じるデビーがとても愛おしい。