本選びのプロに聞く
図書館員が選ぶ
あの人に
贈りたい本。
加古川市立加古川図書館
サブチーフ補
明石理沙
ムーミン谷の名言シリーズ1 スナフキンのことば
トーベ・ヤンソン
講談社
1,650円(税込)
温かい絵とともにスナフキンのセリフやシーンがぎゅっと詰まった一冊。『大切なのは、自分のしたいことがなにかを、わかっているってことだよ』。周りを気にしすぎてしんどくなった時救われた言葉です。自分のことを優先させてもいいのだと勇気をもらいました。
くまもと森都心プラザ図書館
東 こずえ
知的戦闘力を高める 独学の技法
山口周
日経ビジネス人文庫
1,100円(税込)
社会に出ると、誰かに習うだけでなく、自ら学ぶことが必要になります。学びで得た知識を、どのようにして仕事の成果に繋げるのかを知ることで、あなたの独学をもっと充実させてみませんか。自ら学びを求める時、より戦略的に成果につなげるための道標となる一冊です。
酒田市立中央図書館
館長
小林一浩
青年家康 松平元康の実像
柴裕之
角川選書
1,870円(税込)
歴史は必然でなく選択により切り開かれていった。人質(実際には庇護のもと養育された)として19 歳まで過ごした松平元康が、徳川家康として戦国大名になるまでの「青年家康」を描く。時代や社会は異なるが、同じ青年期を生きる皆様に新しい家康の実像を提示。
長岡市立北地域図書館
岩井隆一
部屋も心も整う片づけ学
近藤麻理恵
KADOKAWA
1,870円(税込)
身の周りが整うと様々な場面で心に余裕が生まれますが、片づけについて教わる機会はなかなかありません。家も仕事場も心地よい空間に変わることまちがいなし。片づけの方法を正しく学ぶ、人生のバイブルとなる一冊です。
浜松市立城北図書館
秦 円香
さよなら妖精
米澤穂信
創元推理文庫
858円(税込)
「日常の謎」のラストをそこにもっていくのか……と印象に残った一冊。安定のほろ苦さ。ぜひ10 代のうちに読んでもらいたい。そして社会人になった頃にまた読み返してほしい。ちなみに読書後、当時の世界情勢について調べました。