

[尾上菊之助さんご紹介]
1
5名様
せんそうしない
谷川俊太郎 文/江頭路子 絵
講談社 1,430円(税込)
子どもたちにとって、身近ではないけれど世界のどこかで起こっている戦争。戦争は悲しいこと。戦争はいけないこと。そう子どもたちに伝えたい、そんな時に出会いました。大好きな谷川俊太郎さんの織りなす言葉でシンプルに伝えることができる一冊です。

[尾上菊之助さんご紹介]
2
3名様
泣いた赤おに
浜田廣介 作/梶山俊夫 絵
偕成社 2,200円(税込)
言わずと知れた日本の童話の一つですが、息子の学校の音読の宿題で再会しました。昔は赤鬼に感情移入をしていたのだと思いますが、青鬼の気持ち、それを受けての赤鬼の気持ちと、相手を思いやるだけでない複雑な思いが巡って胸が熱くなりました。

[田中昭德さんご紹介]
3
3名様
新訂 魏志倭人伝・後漢書倭伝 宋書倭国伝・隋書倭国伝
石原道博 編訳
岩波文庫 770円(税込)
「邪馬台国」「卑弥呼」などで有名な『魏志倭人伝』は、その名こそご存知ながら、実際にお読みになった方は少ないでしょう。当時の中国が、日本をどのように認識していたのかが、短い文章でまとめられています。古の日本を語る、古典中の古典です。ぜひお若いときにお読みになることをお薦め
します。

[田中昭德さんご紹介]
4
3名様
大学・中庸
金谷治 訳注
岩波文庫 1,001円(税込)
『中庸』は、「極端に偏らず、ほどほどが良い」ことを語る、中国古典の基本書。単に「極端に走るな」との戒めだけでなく、「日々を平常に、自分の生活をよく点検すると良い」「状況に応じて、相応しい行動を取ると良い」など、大切にしたい言葉が盛り込まれている。何度も繰り返してお読みいただきたい一冊です。

[末松弥奈子さんご紹介]
5
3名様
グレープフルーツ・ジュース
オノ・ヨーコ 南風椎 訳
講談社文庫 770円(税込)
ジョン・レノンの『イマジン』に大きな影響を与えた、1964年に発行された著書『Grapefruit』の日本語訳。著名な写真家たちのモノクロの写真とともに楽しめる。巻末にある、本来の英語版と日本語訳を比較しても楽しい。

[末松弥奈子さんご紹介]
6
5名様
かなしみがやってきたら きみは
エヴァ・イーランド いとうひろみ 訳
ほるぷ出版 1,650円(税込)
壁にぶつかった時、癒しが欲しいと感じる時に、ほっこりさせてくれるのがこの本。エヴァ・イーランドの本質をついたメッセージと柔らかいタッチのイラストは、女性経営者の友人たちにも好評だった。同じシリーズの『しあわせをさがしている きみに』もぜひ。

[末松弥奈子さんご紹介]
7
3名様
私の仕事 国連難民高等弁務官の 10 年と平和の構築
緒方貞子
朝日文庫 946円(税込)
海外の人から尊敬される日本人として、一番に名前が上がるのが緒方貞子さん。現場に飛び込み、さまざまな課題解決をしてきた彼女が、初めてグローバル組織のトップとなったのが60 代を超えてからだということに驚くと同時に大きな勇気をもらった。
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