
[加納愛子さんオススメ]
1
3名様
竜馬がゆく (一)
司馬遼太郎
文春文庫 869円(税込)
母から20歳になるまでに読めと言われ、18歳で手に取った本。幕末。誰かの「志」と「志」が共鳴する。そして動く。歴史はその連続であるということ。全8巻を読み終えた時、達成感と同時に襲われた、今生きている時代への後ろめたさ。果たしてここは、夜明けだろうか。
[加納愛子さんオススメ]
2
3名様
乳と卵
川上未映子
文春文庫 660円(税込)
豊胸手術をしたい母と、筆談でしか喋らなくなった娘の緑子。女性性、出生、親子。答えのない、生きていくことの苦悩。読んだ当時、気づかないふりをして過ごしている自分の代わりに緑子が悩んでいるのだ、と思った。今でも分かったことなんてほとんどない。
[梶田真章さんオススメ]
3
3名様
カンボジアに村をつくった日本人
森本喜久男
白水社 2,090円(税込)
手描き友禅職人の森本さんはカンボジアの絣布に魅了されてクメール伝統織物研究所を設立。内戦で途絶えた織物の復活に生涯を捧げました。1998 年から法然院でも毎年展示・報告会が開かれています。
[梶田真章さんオススメ]
4
5名様
「差別」のしくみ
木村草太
朝日新聞出版 1,980円(税込)
差別と区別の違いは何か。最初の三章「差別とは何か」「差別を捉える四つの規範」「差別をする人はどんな行動をするのか?」だけでも読み応え充分。安倍晋三元首相の国葬への解説も納得です。差別問題を考える羅針盤。
[梶田真章さんオススメ]
5
3名様
歎異抄
阿満利麿訳、注釈、解説
ちくま学芸文庫 1,210円(税込)
あまたの解説書がありますが、阿満利麿先生の訳・解説をお薦めします。悪人とは誰のことか、他力本願の意味は? 法然から親鸞、そして唯円に伝えられた本願念佛の精髄に触れ、ご自身のあり方を問われてみては。
[三倉佳奈さんオススメ]
6
3名様
パンダ銭湯
tupera tupera作
絵本館 1,650 円(税込)
“パンダ以外の入店は、固くお断りします “と書かれた銭湯。衝撃的な秘密の連続に、大笑いできること間違いなし。個人的にはサングラスを外した後の鋭い目つきがツボ。シュールな世界観に、子どもも大人もハマります !
[三倉佳奈さんオススメ]
7
3名様
くろくんとちいさいしろくん
なかやみわ作・絵
童心社 1,430 円(税込)
迷子になったクレヨンのしろくん。不安そうな姿に、とクレヨンたちが温かく関わっていきます。しろくんが楽しめるアイデアを考えたり、寝る場所を譲ってあげたり。仲間を思いやる優しさが詰まった一冊。
[三倉佳奈さんオススメ]
8
3名様
いっしょにあそぼ しましまぐるぐる
かしわらあきお 作・絵
Gakken 1,100 円(税込)
娘が生後1ヵ月で初めて購入した思い出の絵本。カラフルなしましまとぐるぐるを目で追ったり手で触れたりして楽しんでいました。雨ザーザーやスイカのページがお気に入り。絵本デビューにぴったりです !
[三倉佳奈さんオススメ]
9
3名様
どんぶりん
新井洋行 作
アリス館 1,430 円(税込)
ほかほかの白ごはんが美味しそうな食材と出会って「何ができるかな? 」と子どもたちとクイズ形式で読み進めるのが楽しい。カツ丼、牛丼、うな丼に海鮮丼・・・。読みながらヨダレが出ちゃうのでご注意を(笑)。